一般問題
医師国家試験 第114回 問215
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64歳の女性。複視と不眠を主訴に来院した。2か月前から夕方になると瞼が重 くなり、物が二重に見えるようになった。1か月前から、疲れているときに水分を 慌てて飲むと鼻に逆流することを自覚した。症状は夕方になると悪化する傾向があ り、不眠が続いていたという。既往歴に特記すべきことはない。抗アセチルコリン 受容体抗体が陽性であった。胸部エックス線写真(別冊No. 3A)及び胸部造影CT (別冊No. 3B)を別に示す。 まず行うべき治療として適切なのはどれか。


正解と解説
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正解 a
胸腺腫を含む拡大胸腺摘出術
眼瞼下垂と複視、球症状(嚥下時の鼻腔逆流)が日内変動を示し、抗アセチルコリン受容体抗体が陽性であることから重症筋無力症で、画像で前縦隔腫瘤すなわち胸腺腫の合併が示されています。胸腺腫を合併した重症筋無力症では、腫瘍の切除と病勢の改善の双方を目的に、胸腺腫を含む拡大胸腺摘出術が基本方針となります。