一般問題
医師国家試験 第118回 問161
161 / 400
69歳の男性。肉眼的血尿を主訴に来院した。1か月前から血尿が出現した。意 識は清明。身長176cm、体重86 kg。体温36.5°C。脈拍68/分、整。血圧118/72 mmHg。腹部は平坦で、腫瘤を触知しない。尿所見:蛋白(−)、糖(−)、ケトン 体(−)、潜血3+、沈渣に赤血球を多数認めた。来院時の膀胱鏡像(別冊No. 4A) と骨盤部造影CT( 別冊No. 4B)を別に示す。胸腹部CTと骨シンチグラフィで異 常を認めない。 まず行うべき治療で適切なのはどれか。


正解と解説
表示する
正解 d
経尿道的膀胱腫瘍切除術
膀胱鏡で腫瘍を認め、CTや骨シンチグラフィで転移を認めない段階では、まず経尿道的膀胱腫瘍切除術(TURBT)を行います。この手技は腫瘍を切除する治療であると同時に、組織型・異型度・筋層浸潤の有無を評価する診断手技でもあり、その病理結果に基づいてBCG膀胱内注入療法や膀胱全摘除術などの次の治療方針を決定します。