一般問題
医師国家試験 第118回 問163
163 / 400
日齢28の女児。1か月健康診査のため産科診療所に両親に連れられて来院し た。在胎39週、出生体重2,850g。日齢1から黄疸が増強したため光線療法を3 日間実施した。日齢6の総ビリルビン7.3mg/dL、直接ビリルビン0.1mg/dLと 改善を認めたため退院した。完全母乳栄養である。来院時体重3,450g。体温 36.8°C。脈拍120/分、整。血圧80/42 mmHg。呼吸数32/分。SpO 99%(room air)。皮膚の軽度黄染を認める。眼球結膜に軽度黄染を認める。心音と呼吸音とに 異常を認めない。肝を肋骨弓下に2cm触知する。血液所見:赤血球420万、Hb 13.6g/dL、白血球9,600、血小板24万、PT-INR1.0(基準0.9〜1.1)、APTT 30 秒(基準32.2秒)。血液生化学所見:総蛋白5.7g/dL、アルブミン3.8g/dL、総 ビリルビン6.6mg/dL、直接ビリルビン0.1mg/dL、AST35U/L、ALT32 U/L、尿素窒素4.1mg/dL、クレアチニン0.2mg/dL。 適切な対応はどれか。
正解と解説
表示する
正解 a
経過観察
完全母乳栄養児で、直接ビリルビンの上昇がなく体重増加も良好、灰白色便や出血傾向も認めない遷延性の間接ビリルビン優位の黄疸は、母乳性黄疸として矛盾しません。生後1〜2か月ごろまでに自然軽快するため、母乳を継続したまま経過観察でよく、光線療法や交換輸血、人工栄養への変更は不要です。