一般問題
医師国家試験 第118回 問170
170 / 400
38歳の初妊婦(1妊0産)。妊娠34週、妊婦健康診査のため来院した。妊娠32 週までは特に異常を指摘されていない。既往歴に特記すべきことはない。体温 36.9°C。脈拍80/分、整。血圧152/100 mmHg。腹部は軟で子宮に圧痛を認めな い。両下肢に浮腫を認める。尿所見:尿蛋白は3+。尿蛋白/Cr比は2.4g/gCr。 血液所見:Hb11.0g/dL、血小板18万。血液生化学所見:AST15U/L、ALT10 U/L、LD180U/L(基準124〜222)。胎児心拍数陣痛図で、胎児はreassuringで子 宮収縮は認めない。推定胎児体重は、1730g(−1.5SD)、臍帯血流に異常を認めな い。 診断はどれか。
正解と解説
表示する
正解 d
妊娠高血圧腎症
妊娠20週以降に新たに高血圧が出現し、尿蛋白/Cr比2.4g/gCrという有意な蛋白尿を伴っているため妊娠高血圧腎症と診断します。血小板減少や肝逸脱酵素の上昇、溶血を認めずHELLP症候群は否定的です。妊娠前や妊娠20週以前から高血圧がある場合は高血圧合併妊娠、それに腎症が加わった場合が加重型妊娠高血圧腎症です。