一般問題
歯科医師国家試験 第116回 問262
262 / 360
42歳の女性。下顎右側第一大臼歯の修復物の脱離を主訴として来院した。昨 日、脱離したという。痛みや歯肉腫脹はない。初診時の口腔内写真(別冊No.35 A)とエックス線画像(別冊No.35B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に 示す。 舌 側* 8 6 6 6 6 11 4 3 4 歯 種 7 6 5 頰 側* 4 5 4 4 4 4 4 3 3 根分岐部病変** ― 2度 ― 動揺度*** 1 1 0 * :プロービング深さ(mm) 〇印 :プロービング時の出血 ** :LindheとNymanの分類(−は根分岐部病変がないことを示す) *** :Millerの判定基準 口腔清掃指導後、6 にまず行う処置はどれか。1つ選べ。


正解と解説
表示する
正解 c
感染根管治療
下顎右側第一大臼歯には舌側に11mmの深いポケットと2度の根分岐部病変が限局してみられ、エックス線的にも根分岐部の透過像が認められることから、根管由来の病変(歯内-歯周複合病変)が疑われます。この場合はまず感染根管治療によって根管内の感染源を除去し、治癒経過をみたうえで歯周外科処置の要否を判断します。最初からヘミセクションや歯根尖切除を行うと、保存できる歯質を失う恐れがあります。