衛生
薬剤師国家試験 第101回 問128
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コーヒー摂取と発がんとの関係を調べるため、10,000人を対象として 10年間 のコホート研究を行った結果、コーヒー摂取(1日4杯以上)の有無によって肺が ん発症率には差が見られないというデータが得られた(表1)。そこで、コーヒー を多飲する人には、喫煙者が多いのではないかと考え、さらに解析を行った(表2)。 表1 コーヒー摂取 対象人数 肺がん発症 (1日4杯以上) 有り 5,000人 35人 無し 5,000人 35人 合計 10,000人 70人 調査開始時点の対象者の平均年齢は 50歳ですべて男性。 表2 コーヒー摂取 喫煙 対象人数 肺がん発症 (1日4杯以上) (1日5本以上) 有り 3,000人 30人 有り 無し 2,000人 5人 有り 2,000人 20人 無し 無し 3,000人 15人 合計 10,000人 70人 この解析に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 2, 3
喫煙1日5本未満の者では、コーヒー摂取(1日4杯以上)が肺がん発症の相対危険度を低下させることがわかる。 / 喫煙者(1日5本以上)の肺がん発症の相対危険度に、コーヒー摂取は影響を与えないことがわかる。
喫煙1日5本未満の集団で比較すると、肺がん発症率はコーヒー摂取ありで5/2,000=0.25%、コーヒー摂取なしで15/3,000=0.5%となり、コーヒー摂取群の方が発症率が低く相対危険度を低下させている。一方、喫煙1日5本以上の集団ではコーヒー摂取の有無にかかわらず発症率はともに30/3,000=20/2,000=1.0%と等しくなっており、喫煙者においてはコーヒー摂取が肺がん発症リスクに影響を与えていないことが分かる。