学説試験
獣医師国家試験 第77回 学説B 問61
191 / 210
犬の馬尾症候群に関する記述として適当なのはどれか。
- a若齢の大型犬に好発する。
- bハンセンI型椎間板ヘルニアが主原因である。
- c大腿四頭筋の萎縮が主に認められる。
- d膝蓋腱反射が見かけ上亢進することがある。
- e尿失禁の有無は術後の運動機能改善の予後指標となる。
正解と解説
表示する
正解 5
d, e
馬尾症候群(変性性腰仙部狭窄症)では、坐骨神経由来の下位運動ニューロン障害により膝窩筋群の緊張が低下し、拮抗する大腿四頭筋の作用が相対的に強まるため膝蓋腱反射が見かけ上亢進することがある。また尿失禁は仙髄神経の重度障害を意味し、術後の機能回復が乏しい予後不良指標となる。中〜高齢の大型犬に好発し、ハンセンII型の椎間板突出や関節突起の増生が主因で、萎縮するのは大腿四頭筋ではなく後肢遠位の筋群である。