状況設定問題
保健師国家試験 第111回 問108
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A 市は臨海部に工業地帯を有し、市民の多くが大小の工場に勤務している。県内 他市に比べて、生活習慣病のリスクを高める飲酒量の者、喫煙者、肥満者の割合が高 いこと、魚類摂取量や塩分摂取量が多いこと、定期健康診断の受診率が低いことが把 握されている。また、大腸癌の罹患率が高い一方で、検診受診率が低いことが課題と なっている。A 市は大腸癌について、検診受診率向上の対策とともに、予防対策も 検討することにした。 同じ年に市区町村が実施した大腸がん検診受診者における検診と精密検査の受診 状況について全国と A 市の実際の値を表に示す。 (%) 項目 全国 A 市 検診受診率 6.5 9.8 検診受診者における要精密検査者の割合 5.9 10.0 精密検査受診率 70.0 60.0 A 市の大腸がん予防対策で優先度が高いのはどれか。
正解と解説
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正解 4
要精密検査者に精密検査の受診を勧奨する。
A市の検診受診率は全国より高い一方、要精密検査者の割合が全国の約2倍であるにもかかわらず精密検査受診率は全国より低く、要精検となった人が確定診断につながっていない状況です。がん検診は精密検査を受けて初めて早期発見・早期治療という目的を果たすため、要精密検査者への受診勧奨が最優先となります。検診の敏感度を上げれば要精検者はさらに増え、精検未受診の問題はむしろ拡大します。