状況設定問題
保健師国家試験 第111回 問98
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A さん(60 歳、男性、自営業)は 1 人暮らし。つまずいたり転んだりすることが多 くなり、精密検査のため入院したところ、筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉と確定診断され た。近隣に住む弟(57 歳)と一緒に運送業を営んでいたが、運転ができなくなり仕事 を辞めた。弟が保健所に医療費助成申請の手続きのために来所し、保健師が面接した ところ「兄は自宅で度々転んでいます。この先どのような生活になるのか不安です」と 話した。保健師は今後の支援体制を検討していくために、入院している医療機関で A さんと面接し「最期まで住み慣れた自宅で誰にも気を遣わず生活したい」という意 向を確認し、主治医とも病状について共有した。 退院半年後、病状が進行したため要介護認定申請をしたところ要介護 2 であっ た。A さんが弟以外から介護を受けることを拒否したため、介護保険サービスは 福祉用具の利用のみとなった。弟は運送業を続けながら、A さんの入浴介助や排 泄後の後始末などを行っている。保健師が弟へ状況確認のために電話をすると「兄 には心配をかけたくないので言えないのですが、毎日、介護と仕事で身体がつらく なってきました」と話した。 保健師の弟への対応で最も適切なのはどれか。
正解と解説
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正解 1
介護が負担に感じていると介護支援専門員へ伝えることを助言する。
弟は仕事と介護の両立で身体的負担が限界に近づいており、介護者の健康を守るためにサービス調整が必要な段階です。しかし本人に気を遣って言い出せずにいるため、担当の介護支援専門員に負担を伝えるよう助言することで、ケアプランの見直しを通じた具体的な支援につながります。単に情報提供や手技の確認をするだけでは、実際のサービス調整には結びつきません。