一般問題
医師国家試験 第109回 問410
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32歳の男性。意識障害のため搬入された。1時間前に化学工場で大音響を伴う 爆発炎上事故があり、燃えている建物から逃げ出して座り込んだところで救助され 救急搬送された。職場の記録によると既往歴に特記すべきことはない。搬入時、体 温36.0°C。脈拍104/分、整。血圧112/76mmHg。呼吸数16/分。SpO 88%(リ ザーバー付マスク10L/分酸素投与下)。顔面に煤が付着しているが、体幹や四肢 に明らかな出血や損傷はみられず着衣の汚染もない。救急隊により意識レベルは JCSII-30と観察され、バックボードで全脊柱固定されている。搬入時は自発開眼 があり、呼びかけに対して「えっ、なに。えっ、なんだって」と叫び返して会話が 成立しない。口頭での指示に応じず、時々両手を耳のそばに持っていく。 この時点で行うべきなのはどれか。
正解と解説
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正解 e
筆談による意思疎通を試みる。
会話が成立せず大声で叫び返し、繰り返し両手を耳へやる所見は、爆風による鼓膜穿孔などの急性聴覚障害を示唆します。意識障害と即断せず、筆談で意思疎通を試みて意識レベルと訴えを正確に評価することが必要です。低酸素血症があるため酸素投与は継続し、全脊柱固定も評価が済むまで解除しません。