医師国家試験 第109回 問413
62歳の男性。筋力低下を主訴に来院した。 現病歴 : 3か月前から階段の昇降に困難を感じていた。2か月前に顔面と頭皮と の皮疹に気付いた。1か月前から整髪がしにくくなった。様子をみていたが改善し ないため受診した。 既往歴 : 花粉症。 生活歴 : 喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴 : 父親が脳梗塞。 現 症 : 意識は清明。身長170cm、体重65kg。体温36.6°C。脈拍88/分、整。 血圧128/84mmHg。呼吸数16/分。SpO 97%(room air)。顔面、頭皮、体幹、背 部および両手の手指の関節背面に皮疹を認める。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認 めない。口腔内と咽頭とに異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫と 頸部リンパ節とを触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟 で、肝・脾を触知しない。四肢に浮腫を認めない。徒手筋力テストで上腕二頭筋、 上腕三頭筋、腸腰筋および大腿四頭筋は両側とも4と低下している。顔面の写真 (別冊No.5)を別に示す。 検査所見 : 尿所見:蛋白(-)、糖(-)。赤沈45mm/1時間。血液所見:赤血球 372万、Hb10.5g/dL、Ht34%、白血球8,800、血小板23万。血液生化学所見: 総蛋白6.6g/dL、アルブミン2.7g/dL、AST89IU/L、ALT35IU/L、LD480 IU/L(基準176〜353)、ALP220IU/L(基準115〜359)、c-GTP27IU/L(基準8〜 50)、CK1,230IU/L(基準30〜140)、尿素窒素20mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL。 免疫血清学所見:CRP1.6mg/dL、抗核抗体320倍(基準20以下)。 別 冊 No. 5 この疾患の精査で有用性が低いのはどれか。
