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Certia
一般問題

医師国家試験 第111回 問300

300 / 500

76歳の男性。転倒して頭部を打撲したため長男に伴われて来院した。もともと 妻と長男との3人暮らしであったが、6か月前に妻が他界した。それ以降は外出を しなくなり、夜遅くまでテレビを観て過ごすようになっている。炊事や洗濯はして いるが生活用品の買い物は長男が会社からの帰りに行っている。3週間前にも食器 棚の高い所にある皿を取ろうとして転倒した。妻が他界する前は、自治会の会長を 務めていたという。意識は清明。右前頭部に擦過傷を認める。徒手筋力テストで腸 腰筋は5、大腿四頭筋は5である。片足立ちは不安定である。その他の神経学的所 見に異常を認めない。頭部CTに異常を認めない。 最も適切な対応はどれか。

正解と解説

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正解 d

地域との交流を勧める。

配偶者との死別を契機に外出が減り昼夜逆転気味となり、転倒を繰り返している状況は高齢者の閉じこもりとそれに伴う廃用性の身体機能低下を示唆します。筋力は保たれておりバランス機能の低下が主体であるため、活動性を高めて社会参加を回復させることが最も重要で、自治会活動の経験も生かせる地域との交流を勧めるのが適切です。家事の禁止や車椅子の導入は廃用を進め、安易な睡眠薬処方は転倒リスクを高めます。

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