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Certia
一般問題

医師国家試験 第111回 問301

301 / 500

56歳の男性。健康診断で高血圧を指摘されて来院した。これまでの健康診断で は異常を指摘されたことはなかった。喫煙は15本/日を35年間。初診時の血圧は 162/102mmHg。精密検査の結果、本態性高血圧症と診断された。担当医は患者に 選択できる治療法とそれぞれの利益と不利益とについて説明した後、降圧薬による 治療が望ましいと説明した。患者は担当医の説明を十分に理解したようであった が、「先生の言われたことは理解できましたし、薬による治療が必要であることに ついてもよく分かりました。しかし、現時点で薬を飲むことには抵抗があり、今す ぐ決めることは難しいです」と述べた。医師は「そうですか、決めるのは難しいので すね」と患者の考えを受けとめた。 それに続く医師の言葉として最も適切なのはどれか。

正解と解説

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正解 b

「飲みたくない理由を教えてください」

患者は説明を理解しつつも服薬への抵抗感を表明しており、この段階では医師は説得や放置ではなく、ためらいの背景にある考えや不安を開かれた質問で引き出す必要があります。理由を尋ねることで誤解や副作用への懸念を明らかにでき、患者中心の意思決定を共有する対話につながります。突き放す発言や患者を責める発言、治療を一方的に断念する対応はいずれも治療関係を損ないます。

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