必修問題
医師国家試験 第114回 問303
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38歳の初妊婦:1妊0産<。妊娠34週に激しい腹痛と性器出血のため救急車で搬 入された。これまでの妊娠経過は順調であったが、妊娠33週の妊婦健康診査で両 下sの浮腫と尿蛋白、軽度の血圧上昇を指摘されていた。喫煙は、妊娠前は20 本/日であったが、妊娠後は5本/日に減らしている。体温36.9°C。心拍数72/分、 整。血圧170/90mmHg。腹痛のため表情は苦悶様で、腹部は膨隆しており板状に 硬く、圧痛を認める。腟鏡診で少量の性器出血を認め、内診で子宮口は閉鎖してい る。尿蛋白2+。超音波検査で子宮底部に存在する胎盤の著明な肥厚を認める。胎 児心拍数陣痛図で基線細変動の減少と遅発一過性徐脈を認める。 最も考えられるのはどれか。
正解と解説
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正解 e
常位胎盤早期剝離
妊娠高血圧症候群と喫煙という危険因子を有し、持続する激しい腹痛、板状硬の子宮、少量の性器出血、胎盤の肥厚像、基線細変動減少と遅発一過性徐脈という胎児機能不全所見がそろっており、常位胎盤早期剝離が最も考えられます。母児ともに危険な病態で、緊急帝王切開など速やかな娩出が必要です。