一般問題
医師国家試験 第116回 問165
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21歳の女性。顔面の皮疹とふらつきを主訴に来院した。1か月前、海水浴に 行った後から、微熱、顔面の皮疹、手指関節痛、ふらつきが出現し、改善がないた め受診した。体温37.6°C。眼瞼結膜は貧血様で、眼球結膜に軽度黄染を認める。 両頰部に紅斑を認める。硬口蓋粘膜に発赤とびらんを認める。両側の複数の近位指 節間関節に腫脹と圧痛を認める。尿所見:蛋白2+、潜血3+、沈渣に赤血球、円 柱を認めない。血液所見:赤血球298万、Hb7.9g/dL、Ht25%、白血球2,800、 血小板12万。血液生化学所見:総蛋白7.0g/dL、アルブミン3.2g/dL、AST45 U/L、ALT20U/L、LD298U/L(基準120〜245 、ALP98U/L(基準38〜113 、 尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL、Fe42μg/dL。免疫血清学所見: CRP0.2mg/dL、抗核抗体320倍(基準20以下 、抗dsDNA抗体364IU/mL(基 準12以下 、直接クームステスト陽性。 この患者で予想される検査所見はどれか。
正解と解説
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正解 b
ハプトグロビン低下
抗核抗体と抗dsDNA抗体が高値で、蝶形紅斑、口腔内潰瘍、関節炎、白血球減少、腎障害を伴う全身性エリテマトーデスであり、直接クームス試験陽性から自己免疫性溶血性貧血の合併が考えられます。溶血では遊離したヘモグロビンと結合して消費されるためハプトグロビンが低下し、間接ビリルビンとLDHの上昇、網赤血球の増加を伴います。SLEの活動期には補体は消費されて低下します。