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Certia
一般問題

医師国家試験 第116回 問217

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外見は40歳前後にみえる男性。路上にうずくまっているところを警察官に保護 されたが、「自分が誰だかわからない」と言うため、警察官に伴われて来院した。身 元がわかるような所持品はなかった。会話は可能で、関西弁を話したが、関西地方 に住んだ記憶はないという。外傷はなく、血液検査、脳画像検査、脳波などの身体 的な精査では異常はなく、保護されてからの記憶は保持されていた。 この患者でみられる可能性が最も高い特徴はどれか。

正解と解説

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正解 b

切符を買うなどの一般的な行動はできる。

身体的な器質性疾患がなく、氏名や生活史といった自伝的記憶だけが失われる全生活史健忘(解離性健忘・解離性遁走)と考えられます。失われるのはエピソード記憶であり、言語や交通機関の利用といった手続き記憶・一般的知識は保たれるため、切符を買うなどの日常行動は可能です。記憶がないことに対して無関心な態度をとることが多く、抗精神病薬の適応でもなく、認知症の初期像でもありません。

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