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Certia
一般問題

医師国家試験 第117回 問206

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85歳の男性。尿量の低下を主訴に来院した。1年前から断続的に無症候性肉眼 的血尿がみられたが、数日程度で消退していたため放置していた。1週間前から倦 怠感が強くなり、尿量が低下したため受診した。喫煙は20歳から30本/日を60年 間。5年前から禁煙している。飲酒は機会飲酒。家族歴に特記すべきことはない。 意識は清明。身長162cm、体重52kg。体温36.4°C。脈拍80/分、整。血圧 120/76mmHg。呼吸数16/分。腹部は平坦で、圧痛を認めない。下肢に浮腫を認 める。尿所見:蛋白(−)、糖(−)、ケトン体(−)、潜血3+、沈渣に赤血球100以 上/HPF、白血球1〜4/HPFを認める。血液所見:赤血球285万、Hb8.5g/dL、 Ht29%、白血球5,500、血小板20万。血液生化学所見:総蛋白6.5g/dL、アルブ ミ ン2.8g/dL、 総 ビ リ ル ビ ン1.0mg/dL、AST26U/L、ALT15U/L、 LD136U/L(基準120〜245)、尿素窒素66mg/dL、クレアチニン5.1mg/dL、尿 酸5.8mg/dL、 血 糖93mg/dL、Na134mEq/L、K5.8mEq/L、Cl98mEq/L。 腹部超音波検査で両側の水腎症と尿管拡張、膀胱内に腫瘤を認めた。腹部単純CT (別冊No.7)を別に示す。 直ちに行うべき治療はどれか。

問題の図

正解と解説

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正解 b

腎瘻造設術

膀胱内腫瘤により両側尿管口が閉塞し、両側水腎症と腎後性の急性腎障害をきたしている状態です。閉塞部位が尿管口より上流にあたるため、尿道カテーテル留置や膀胱瘻造設では尿路の減圧ができず、両側の腎瘻造設によって直接腎盂から尿を排出させる必要があります。高カリウム血症を伴う腎後性腎不全では、まず閉塞解除を行うことが根本的な治療になります。

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