本文へスキップ
問211 / 400

医師国家試験 第117回 問211

一般問題

76歳の男性。食欲不振と倦怠感を主訴に来院した。 現病歴 : 1週間前から倦怠感と水様便(1日2回〜4回)が出現した。食欲がな く、おかゆを無理に食べている。悪心はあるが嘔吐、腹痛、黒色便および血便はな い。体重が3kg減少した。37°C台の微熱があるが悪寒戦慄はない。 既往歴 : 高血圧症でカルシウム拮抗薬を内服している。アレルギーなし。 生活歴 : 妻と2人暮らし。喫煙は20歳から40本/日。飲酒歴はない。 家族歴 : 兄が60歳台で大腸癌。 現 症 : 意識は清明だがややぐったりしている。身長166cm、体重69kg。体温 37.5°C。脈拍104/分、整。血圧86/50mmHg。呼吸数20/分。SpO 96%(room air)。皮膚は乾燥し、色素沈着を認めない。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めな い。口腔内は乾燥しており咽頭発赤はない。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫と 頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟 で、圧痛はなく、肝・脾を触知しない。四肢末梢は冷たいがチアノーゼや浮腫を認 めない。ばち指を認める。 検査所見 : 尿所見:蛋白(−)、糖(−)、潜血(−)。血液所見:赤血球437万、 Hb12.3g/dL、Ht34%、白血球5,400(好中球45%、好酸球21%、好塩基球1%、 単球9%、リンパ球24%)、血小板23万。血液生化学所見:総蛋白6.3g/dL、ア ルブミン3.7g/dL、総ビリルビン0.5mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、 AST43U/L、ALT78U/L、LD169U/L(基 準120〜245)、ALP200U/L(基 準38 〜113)、γ-GT96U/L(基 準 8〜50)、CK100U/L(基 準30〜140)、 尿 素 窒 素 11mg/dL、 クレアチニン1.0mg/dL、 尿酸3.7mg/dL、 血糖92mg/dL、 Na118mEq/L、K4.6mEq/L、Cl89mEq/L、Ca8.4mg/dL。 血 清 浸 透 圧 240mOsm/L(基準275〜288)、 尿浸透圧572mOsm/L(基準50〜1,300)、 尿中 Na84mEq/L。胸部エックス線写真(別冊No.9A)と胸腹部造影CT(別冊No.9 B、C)を別に示す。 別 冊 No. 9 A、B、C 患者は入院し、電解質補正を行った。気管支鏡検査で肺小細胞癌と診断され、殺 細胞性抗癌薬による治療を開始することとなった。 抗癌治療による肝炎の再活性化のリスクが高いのはどれか。

AI のボタンを押すと、問題文と解答を入れたプロンプトをコピーしてから各サービスを開きます。入力欄に自動で入らない場合は貼り付けてください。