一般問題
医師国家試験 第118回 問363
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82歳の女性。数日前からの呼吸困難を主訴に来院した。肺結核後遺症による慢 性呼吸不全で在宅酸素療法(鼻カニューラ0.5L/分)を受けており、3週間前の定 期受診時はSpO 92%(鼻カニューラ0.5L/分 酸素投与下)であった。発熱はなく 少量の痰がある。意識は清明。体温36.2°C。脈拍96/分、整。血圧130/88 mmHg。呼吸数24/分。SpO 86%(鼻カニューラ0.5L/分 酸素投与下)。呼吸音 は両側でcoarse cracklesを聴取する。下腿浮腫を認める。動脈血ガス分析(鼻カ ニューラ0.5L/分 酸素投与下)はpH7.32、PaCO 60Torr、PaO 55Torr、 2 2 HCO − 30mEq/Lであった。 次に行うべき治療はどれか。
正解と解説
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正解 b
非侵襲的陽圧換気〈NPPV〉
pH低下とPaCO2上昇を伴うII型呼吸不全の急性増悪であり、換気補助が必要です。意識が清明で自発呼吸と気道確保が保たれているため、まず非侵襲的陽圧換気を導入して換気量を増やし高炭酸ガス血症とアシドーシスを是正します。高流量酸素の漫然とした投与はCO2ナルコーシスを助長します。