一般問題
医師国家試験 第118回 問367
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2か月の女児。定期診察のため母親に連れられて来院した。新生児期に心室中隔 欠損症と診断されている。活気はあるが、以前に比して体重の増加が鈍っていた。 身長57.0cm、体重4,720g。体温36.7°C。脈拍148/分、整。血圧90/58 mmHg。 呼吸数52/分。毛細血管再充満時間1秒。SpO 98%(room air)。季肋下に陥没呼 吸を認める。心音はII音の亢進を認め、胸骨左縁下部にLevine5/6の汎収縮期雑 音、心尖部にLevine2/6の拡張期雑音を認める。胸部聴診上、両側にwheezesを 聴取する。右肋骨弓下に肝を3cm触れる。心エコー検査で、径8mmの心室中隔 欠損孔を介する多量の左右短絡を認め、左心房と左心室は拡大している。左心室の 収縮は保たれている。収縮期に心室中隔の左室側への圧排を認める。心室中隔欠損 症による心不全徴候が明らかとなってきており、近日中に心室中隔欠損症の閉鎖手 術が必要と判断した。 この患児に対する適切な初期対応はどれか。
正解と解説
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正解 b
利尿薬の投与
大きな心室中隔欠損による多量の左右短絡で肺血流が増加し、体重増加不良、多呼吸、陥没呼吸、肝腫大といったうっ血性心不全の徴候を呈しています。まずは利尿薬で肺うっ血と体液貯留を軽減し、全身状態を整えたうえで根治的な欠損孔閉鎖術に臨みます。左右短絡例への酸素投与は肺血管を拡張させ短絡を増やすため慎重を要します。