看護師国家試験 第106回 問235
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Aさん(23 歳、男性)は、マラソンの途中で嘔吐し、意識混濁状態となり救急車で 搬送された。来院時、体温 39.5 °Cで、熱中症と診断された。気管挿管と人工呼吸器 管理が実施された。膀胱留置カテーテルを挿入後に輸液療法を開始して、ICU に入 室した。表面冷却と血管内冷却によって体温は 37 °C台に下降した。 既往歴 : 特記すべきことはない。 身体所見 : ICU 入室時、ジャパン・コーマ・スケール〈JCS〉II- 20。体温 37.8 °C、呼吸数 28/分、脈拍 110/分、血圧 94/74 mmHg。暗赤色尿を1時間で 20 mL 認めた。 検査所見 : Hb 16.8 g/dL、 Ht 48.6 %、 Na 130 mEq/L、 K 6.5 mEq/L、 Cl 100 mEq/L、クレアチンキナーゼ〈CK〉48,000 IU/L、尿素窒素 60 mg/dL、クレア チニン 2.4 mg/dL、AST〈GOT〉70 IU/L、ALT〈GPT〉88 IU/L。尿一般検査でミオ グロビン陽性。胸部エックス線写真および頭部 CT で異常所見なし。心電図で ST の変化はなく、洞性頻脈を認めた。 このときのAさんの状態のアセスメントで適切なのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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筋肉が傷害されている。 / 致死性不整脈が出現しやすい。
クレアチンキナーゼ48,000IU/Lの著明な上昇と尿中ミオグロビン陽性、暗赤色尿は熱中症に伴う横紋筋融解症を示し、筋肉が広範に傷害されていることを意味します。壊れた筋細胞から放出されたカリウムが6.5mEq/Lと高値であり、心室細動などの致死性不整脈が出現しやすい状態にあります。HbとHtは血液濃縮でむしろ高値で貧血はなく、乏尿に対しては利尿薬より十分な輸液が優先されます。