一般問題
歯科医師国家試験 第110回 問180
180 / 365
70歳の男性。鼻下部の無痛性の腫脹を主訴として来院した。10年以上前から自 覚しており、緩徐に増大してきたという。初診時のMRIT1強調像(別冊No. 46A) と脂肪抑制T2強調像(別冊No. 46B、C)及び超音波検査の画像(別冊No. 46D)を 別に示す。 考えられるのはどれか。1つ選べ。



正解と解説
表示する
正解 c
類表皮囊胞
10年以上かけて緩徐に増大した鼻下部の無痛性腫脹で、MRIのT1強調像では比較的低〜中等度の信号、脂肪抑制T2強調像で高信号を示し、超音波では内部が均一な充実性〜嚢胞性のパターンを呈する境界明瞭な病変は類表皮嚢胞が考えられます。重層扁平上皮に裏装され内腔に角化物を貯留するため、内容物の性状を反映した画像所見となります。歯根嚢胞や鼻口蓋管嚢胞であれば原因歯や切歯管との位置関係が明らかで顎骨内に生じ、術後性上顎嚢胞は上顎洞手術の既往を伴います。