一般問題
歯科医師国家試験 第110回 問248
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15歳の女子。右側舌下部の腫瘤を主訴として来院した。数か月前から同部の腫 瘤を自覚していたが、そのままにしていたところ、徐々に増大したという。初診時 と処置時の口腔内写真(別冊No. 13A)を別に示す。 別に示すH-E染色病理組織像(別冊No. 13B)のうち、本症例の切除組織の所見 を示すのはどれか。1つ選べ。
正解と解説
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正解 a
ア
若年者の一側の舌下部に数か月かけて緩徐に増大した無痛性腫瘤は、舌下腺由来の粘液が周囲組織に貯留して生じる粘液貯留性の病変(ガマ腫)であることが多く、摘出組織では裏装上皮を欠き、粘液を貯留した腔の周囲を肉芽組織と線維性組織、粘液を貪食した泡沫状のマクロファージが取り囲む像を示します。真の嚢胞と異なり上皮による裏装がない点が診断上の要点です。重層扁平上皮に裏装され角化物を含む像や、腫瘍性の上皮増殖像を示す標本は該当しません。