一般問題
歯科医師国家試験 第113回 問150
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80歳の男性。入れ歯がうまく使えないことを主訴として来院した。5年前に上 下顎全部床義歯を製作し問題なく使用していたが、最近になって咀嚼が困難になっ たという。認知機能の低下は認めない。義歯の適合と咬合状態に問題はない。ある 検査を行ったところ基準値より低値を示した。検査時の写真(別冊No. 15A と検査 結果の写真(別冊No. 15B を別に示す。 この患者に起こり得るのはどれか。1つ選べ。


正解と解説
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正解 c
食塊の移送困難
義歯の適合や咬合に問題がないにもかかわらず咀嚼が困難で、舌圧が基準値を下回っていることから、舌の筋力低下による口腔機能低下症が考えられます。舌は食塊を口蓋に押しつけて咽頭へ送り込む役割を担うため、舌圧が低下すると口腔から咽頭への食塊の移送が困難となります。鼻腔への逆流は鼻咽腔閉鎖不全、食道入口部の開大不全は輪状咽頭筋の問題で、舌圧低下から直接生じるものではありません。