一般問題
歯科医師国家試験 第116回 問310
310 / 360
11歳の男児。下顎右側乳臼歯部の痛みを主訴として来院した。診察の結果、下 顎右側第一乳臼歯を抜去することとした。保護者に抜歯について説明し、同意を得 た。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線画像(別冊No.9B)を別に示 す。 保護者への追加説明で適切なのはどれか。3つ選べ。


正解と解説
表示する
正解 b, c, d
「上あごの2本の小臼歯の成長が遅れています」 / 「上あごの右にある2番目の前歯が小さいです」 / 「下あごの後ろにある乳歯の歯根は吸収していません」
エックス線画像から、上顎の小臼歯歯胚の石灰化と歯根形成が同年齢の標準より遅れていること、上顎右側側切歯が矮小歯であること、下顎乳臼歯の歯根が吸収せず残存していることが読み取れます。後継永久歯を欠く乳歯は歯根吸収が起こらないため晩期残存し、抜歯後の咬合管理が必要になる点を保護者に説明します。過剰歯の存在や、智歯を除いて5本の永久歯欠如といった所見は画像上認められません。