生物
薬剤師国家試験 第101回 問115
115 / 345
以下は、コレステロール量の調節に関する説明文である。これに関する記述の うち、正しいのはどれか。2つ選べ。 ヒト体内のコレステロールは、食事によって補給されるとともに、体内でも生合 成される。また、細胞内のコレステロール量は一定量に保とうとする仕組みによっ て厳密に調節されている。なお、3-ヒドロキシ-3-メチルグルタリル CoA還元酵 素(HMG-CoA reductase)はコレステロール生合成反応の律速酵素である。
正解と解説
表示する
正解 1, 3
コレステロールやその生合成中間体であるメバロン酸は、HMG-CoA reductaseの活性を抑制する。 / 細胞内のコレステロール量が減少すると、HMG-CoA reductaseの転写を正に調節する転写因子が活性化される。
コレステロールおよびその生合成中間体であるメバロン酸は、律速酵素であるHMG-CoA還元酵素の活性やタンパク質の分解を負のフィードバックにより制御する。細胞内のコレステロール量が減少すると、転写因子SREBP(sterol regulatory element-binding protein)が活性化されてHMG-CoA還元酵素やLDL受容体などコレステロール取り込み・合成に関わる遺伝子の転写を正に調節するため、LDL受容体のmRNA量はむしろ増加する。