実務
薬剤師国家試験 第102回 問324
324 / 345
70歳男性。高血圧症で処方1を服用していた。ある日胸部不快感を自覚 し、かかりつけのクリニックを受診した。心房細動の疑いがあることから、精査目 的で市内の総合病院を紹介され受診したところ、心房細動、心不全と診断され、処 方2が追加となった。 (処方1) エナラプリルマレイン酸塩錠 5mg 1回1錠(1日1錠) 1日1回 朝食後 (処方2) カルベジロール錠 2.5mg 1回1錠(1日2錠) ダビガトランエテキシラートメタンスルホン酸塩カプセル 126.83mg 1回1カプセル(1日2カプセル) 1日2回 朝夕食後 (本剤はダビガトランエテキシラートとして 110mgを含有している。) 処方2に含まれるダビガトランエテキシラートによる重篤な副作用である出血の 回避や投与量の調節のために考慮すべき検査項目はどれか。1つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 1
血清クレアチニン値
ダビガトランは主に腎排泄される直接トロンビン阻害薬であり、腎機能低下時には血中濃度が上昇し出血リスクが高まるため、投与量の調節や出血回避の観点から定期的な血清クレアチニン値(腎機能)の確認が重要となる。ワルファリンと異なりビタミンK拮抗薬ではないためPT-INRによるモニタリングは通常行われない。