実務
薬剤師国家試験 第98回 問200
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50歳男性。躁病のため3年前より処方1の薬剤を服用しており、状態は良 好であった。最近、高血圧と診断され、処方2の薬剤を併用しながら、低塩食を続 けていたが、食欲不振、振戦、傾眠が増強してきたので、近医で診察を受けた。 (処方1) 炭酸リチウム錠 100mg 1回2錠(1日4錠) 1日2回 朝夕食後 30日分 (処方2) アムロジピンベシル酸塩錠 2.5mg 1回1錠(1日1錠) トリクロルメチアジド錠 2mg 1回1錠(1日1錠) 1日1回 朝食後 14日分 食欲不振、振戦、傾眠が増強した理由として適切なのはどれか。2つ選べ。
正解と解説
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正解 1, 2
低塩食により血清中リチウムイオン濃度が上昇した。 / トリクロルメチアジド錠服用により血清中リチウムイオン濃度が上昇した。
リチウムイオンは近位尿細管でNa+と競合して再吸収されるため、低塩食によるNa制限やサイアザイド系利尿薬であるトリクロルメチアジドの服用によりNa再吸収が促進されると、それに伴いリチウムの再吸収も増加し血清中リチウムイオン濃度が上昇して中毒症状(食欲不振、振戦、傾眠)が出現する。Ca拮抗薬であるアムロジピンはリチウム濃度に影響しない。