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物理

薬剤師国家試験 第98回 問197

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60歳男性。2年前に拡張型心筋症と診断され、その後、内服加療中だった が、症状が悪化し、夜間就寝中に呼吸苦が出現したため、救急外来を受診し、慢性 心不全の急性憎悪の診断で入院となった。この患者に対して、フロセミドとドブタ ミン塩酸塩の注射剤が投与されることになった。 腎臓のヘンレ係蹄上行脚における Na+、Cl−の再吸収により、髄質間質に高浸透 圧が形成される。 生理的状態における髄質間質の塩化ナトリウム(式量:58.4)濃度は29g/L、尿 素(分子量:60.1)濃度は12g/Lである。これら溶質が形成する浸透圧(Pa(N/m2)) に最も近いのはどれか。1つ選べ。ただし、間質の体液は理想状態にあり、気体定 数は 8.31(J・mol−1・K−1)、体温は 37°Cとし、塩化ナトリウムは完全に解離状態に あるとする。

正解と解説

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正解 5

3.1× 106

塩化ナトリウム29g/Lは式量58.4で割ると約0.5mol/Lとなり完全解離により浸透圧モル濃度は1.0osmol/L、尿素12g/Lは分子量60.1で割ると約0.2mol/Lとなり、合計で約1.2osmol/L(1200mol/m3)となる。気体の状態方程式に基づき浸透圧P=cRT=1200×8.31×310で計算すると約3.1×10^6Paとなる。

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