A問題
上期
電験三種 電力 2022年度 上期 問6
6 / 20
電力系統の電圧調整に関する記述として,誤っているものを次の(1)~(5)のうちから一つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 3
送電線路での有効電力の損失は電圧に反比例するため,電圧調整により電圧を高めに運用することが損失を減らすために有効である。
三相送電線の抵抗損は P_loss=3I²R で、I=P/(√3Vcosθ) を代入すると P_loss=P²R/(V²cos²θ) となり、電圧の2乗に反比例します。したがって「電圧に反比例する」とした記述は誤りで、電圧を高めに運用すると損失が減るという結論自体は正しいものの、比例関係の説明が誤っています。他の記述は、進相コンデンサによる進み無効電流の供給で受電端電圧が上昇すること、SVC(静止型無効電力補償装置)が無効電力を連続調整できること、発電機の励磁調整が電圧調整に有効であることを述べており、いずれも正しい内容です。