刑法における親族間の犯罪に関する特例に関する次の1から5までの記述のうち、判
例の趣旨に照らし正しいものは、どれか。
正解と解説
正解 4
Aは、情を知って、同居の長男Bの依頼を受け、Bの友人であるCが窃取し、BがCから有償で譲り受けた普通乗用自動車を運搬した。この場合、Aには、盗品等運搬罪が成立し、その刑は免除されない。
盗品等に関する罪の親族間の特例は、犯人と本犯との間に所定の親族関係があることを要するところ、4では本犯は同居の長男Bではなく友人Cであり、AとCとの間に親族関係がないから刑は免除されず正しい。1の証拠隠滅の特例は犯人本人のためにした場合に限られ共犯者Cのためのみでは適用がなく、2は親族相盗例が身分のない共犯には及ばず、3は判例上内縁の配偶者に親族相盗例の適用はなく、5は判例上成年後見人の後見事務における横領に親族相盗例は準用されないので、いずれも誤り。
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