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Certia
必修問題

医師国家試験 第110回 問257

257 / 500

68歳の男性。食べ物が飲み込みにくいことを主訴に来院した。2か月前から、 食事の際にむせやすくなり、最近、重い物が持ちにくくなったため受診した。65 歳ころから自宅近くの診療所で高血圧症の治療を受けている。意識は清明。身長 172cm、体重68kg。体温36.4°C。脈拍88/分、整。血圧146/82mmHg。眼球運 動に異常を認めない。舌に軽度の萎縮と線維束性収縮とを認める。徒手筋力テスト で頸部前屈筋群4、三角筋4である以外は正常で、握力は右28kg、左24kgであ る。腱反射は上下肢ともに軽度に亢進している。血液生化学所見に異常を認めな い。上腕二頭筋で施行した安静時の針筋電図(別冊No. 6)を別に示す。 針筋電図で認められるのはどれか。

問題の図

正解と解説

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正解 c

脱神経電位

舌の萎縮と線維束性収縮という下位運動ニューロン障害に、腱反射亢進という上位運動ニューロン障害が併存しており、筋萎縮性側索硬化症が疑われます。前角細胞の変性で筋線維が神経支配を失うと、安静時に線維自発電位や陽性鋭波といった脱神経電位が出現します。時間的分散や伝導ブロックは脱髄性ニューロパチーで神経伝導検査上みられる所見で、針筋電図の安静時所見ではありません。

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