必修問題
医師国家試験 第110回 問264
264 / 500
38歳の男性。人間ドックで血糖値と肝機能検査値の異常を指摘されたため来院 した。自覚症状はない。職業はデスクワーク中心の会社員で通勤は自家用車を使用 している。2年前の健康診断から高血糖を指摘されていたがそのままにしていた。 既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。飲酒歴と喫煙歴はない。身長170cm、 体重82kg。脈拍72/分、整。血圧168/94mmHg。尿所見:蛋白(−)、糖(−)。血 液生化学所見:AST42IU/L、ALT68IU/L、クレアチニン0.6mg/dL、血糖138 mg/dL、HbA1c6.9%(基準4.6〜6.2)、総コレステロール250mg/dL、トリグリ セリド140mg/dL、HDL-コレステロール40mg/dL。 この患者に対する食事療法の方針で適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 c
食物繊維の摂取量は20g/日以上とする。
肥満に加えて高血糖、高血圧、脂質異常を合併するメタボリックシンドロームの状態であり、食事療法では総エネルギーを標準体重相当に抑えつつ食物繊維を十分に摂ることが勧められます。食物繊維は食後血糖上昇の抑制やコレステロール低下に働き、1日20〜25g以上が目標とされます。減塩は6g/日未満、蛋白質は総エネルギーの20%程度までが目安で、他の選択肢の数値は過大です。