一般問題
医師国家試験 第111回 問405
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48歳の男性。道路に倒れているところを発見され救急車で搬入された。3か月 前から職場の人間関係に悩み、不眠と食欲低下が続き仕事が手につかなくなってい たという。当日は勤務後に居酒屋で大量に飲酒し、川に飛び込んで死のうと橋の欄 干に登ったが道路側に転落したという。「今は死にたいとは思わないが、また妻に 心配をかけてしまった」と述べる。アルコール臭を認めるが意識は清明。後頭部に 皮下血腫を認める。顔面に数個の擦過傷を認める。神経学的所見に異常を認めな い。血液生化学所見に異常を認めない。頭部CTで異常を認めない。 対応として適切でないのはどれか。
正解と解説
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正解 c
自殺企図のあったことを警察に通報する。
自殺企図それ自体は犯罪ではなく警察への通報義務はないため、本人の同意なく通報することは守秘義務の観点からも適切ではありません。適切な対応は、危険因子であるうつ状態と飲酒について評価・助言し、精神科受診につなげ、家族の支援を得る体制を整えることです。自殺しないことを約束してもらう働きかけも、治療関係の中での関与として行われます。