一般問題
医師国家試験 第111回 問408
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83歳の女性。1か月前から続く不眠と食欲低下とを主訴に来院した。高血圧症 で自宅近くの診療所を定期受診しており、血圧コントロールは良好である。既往歴 に特記すべきことはない。血液検査、腹部超音波検査および上部消化管内視鏡検査 で異常を認めない。半年前に夫を1年間の看病の後に亡くしている。 医療面接における医師の発言として適切でないのはどれか。
正解と解説
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正解 d
「原因が明らかになるまで検査を繰り返し続けましょう」
配偶者との死別という喪失体験の後に不眠、食欲低下、体重減少が続き、器質的疾患の検索で異常がないことから高齢者のうつ病を考えるべき状況です。この段階でさらに検査を繰り返すと身体因への固執を強め、精神面の評価と治療の機会を逃すため適切ではありません。体重変化や希死念慮の確認、看病をねぎらう共感的発言、この半年の変化を尋ねるオープンクエスチョンはいずれも適切です。