医師国家試験 第111回 問415
55歳の男性。息切れと下□の浮腫とを主訴に来院した。 現病歴 : 約6か月前から全身a怠感を自覚していたが他に症状がないので様子を みていた。1か月前から下□の浮腫を自覚し、次第に労作時の息切れを感じること が多くなったため受診した。 既往歴 : 30歳時に虫垂炎手術。 家族歴 : 父親が80歳時に脳梗塞、母親が82歳時に膵癌で死亡。 生活歴 : 喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 現 症 : 意識は清明。身長161cm、体重60kg。体温36.2°C。脈拍96/分、整。 血圧110/72mmHg。呼吸数20/分。SpO 90%;room air=。眼瞼結膜と眼球結膜と に異常を認めない。頸静脈の怒張を認める。心音はIII音とIV音とを聴取する。呼吸 音は両側下胸部で減弱している。腹部は平坦、軟で、右季肋部に肝を2cm触知す る。両下□に圧痕を伴う浮腫を認める。 検査所見 : 尿所見:蛋白3+、糖;安=、沈渣に異常を認めない。血液所見:赤血 球417万、Hb13.0g/dL、Ht41%、白血球6,800、血小板28万。血液生化学所 見:総蛋白9.8g/dL、アルブミン2.8g/dL、総ビリルビン0.7mg/dL、AST34 U/L、ALT26U/L、LD345U/L;基準176〜353=、ALP225U/L;基準115〜359=、 尿素窒素18mg/dL、クレアチニン2.3mg/dL、血糖79mg/dL、HbA1c5.3% ;基準4.6〜6.2=、Na138mEq/L、K4.9mEq/L、Cl106mEq/L、Ca10.8mg/dL、 P2.1mg/dL、脳性ナトリウム利尿ペプチドiBNPm253pg/mL;基準18.4以下=。 CRP0.1mg/dL。心電図は心拍数91/分の洞調律で肢誘導の低電位、左房負荷およ び不完全左脚ブロックを認める。胸部エックス線写真で心胸郭比は52%で、両側 に少量の胸水を認める。心エコー図;別冊No. 4A、B=を別に示す。 別 冊 No. 4 A、B この患者の心エコーで認められる所見はどれか。
