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Certia
一般問題

医師国家試験 第112回 問207

207 / 400

65歳の女性。手指を伸ばせないことを主訴に来院した。数日前に絵を描いてい たところ右手から前腕に痛みが走り、環指と小指とを自力では伸ばせなくなったと いう。環指と小指との中手指節関節を他動的に伸展させることは可能であり、屈曲 は自動、他動ともに可能である。また母指、示指、中指および手関節の自動伸展と 自動屈曲は可能である。感覚障害はない。15年前に関節リウマチの診断を受け、 現在はメトトレキサートと副腎皮質ステロイドにて治療中である。手指を伸ばすよ うに指示した際の手の写真(別冊No. 4A)と手関節部エックス線写真(別冊No. 4B) とを別に示す。 病態として考えられるのはどれか。

問題の図
問題の図

正解と解説

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正解 d

指伸筋腱断裂

長期経過の関節リウマチ患者で、環指と小指の中手指節関節の自動伸展のみが不能となり、他動伸展は可能で感覚障害を伴わないという所見は、伸筋腱の断裂を示します。手関節部の滑膜炎と尺骨頭の背側脱臼により、小指側の指伸筋腱が摩耗して尺側から順に断裂するVaughan-Jackson症候群として知られます。橈骨神経麻痺であれば手関節の下垂と感覚障害を伴い、関節強直では他動伸展も制限されます。

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