一般問題
医師国家試験 第112回 問213
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67歳の女性。根治的右腎摘除術後の治療効果の確認のために来院した。1年前 に長径11cm大の右腎細胞癌と多発肺転移に対して、根治的右腎摘除術を受けて おり、術直後から肺転移巣に対してインターフェロンαの自己投与を週3回施行 している。インターフェロン導入11か月後の治療効果の確認のため受診した。現 在、他の疾患は認めていない。体温36.2°C。血圧132/84mmHg。尿所見:蛋白 (−)、糖(−)、沈渣に赤血球1〜5/1視野、白血球1〜5/1視野。血液所見:赤血 球420万、Hb12.8g/dL、Ht41%、白血球3,900、血小板17万。血液生化学所 見:総蛋白7.0g/dL、アルブミン3.8g/dL、総ビリルビン1.1mg/dL、AST34 U/L、ALT36U/L、LD176U/L(基準176〜353)、γ-GTP38U/L(基準8〜50)、 尿 素 窒 素20mg/dL、ク レ ア チ ニ ン1.0mg/dL、尿 酸7.1mg/dL、血 糖96 mg/dL、Na137mEq/L、K3.9mEq/L、Cl104mEq/L。CRP0.1mg/dL。心 電 図に異常を認めない。11か月前と今回の胸部CT(別冊No. 9)を別に示す。 今後の治療として適切なのはどれか。

正解と解説
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正解 b
分子標的薬への変更
インターフェロンα療法を約1年継続したにもかかわらず肺転移巣が増大しており、治療抵抗性と判断されます。転移性腎細胞癌ではスニチニブやパゾパニブなどの血管内皮増殖因子受容体を標的とするチロシンキナーゼ阻害薬、mTOR阻害薬、免疫チェックポイント阻害薬といった分子標的治療への変更が標準的です。腎細胞癌は従来の細胞傷害性抗癌薬や放射線に対する感受性が低い腫瘍です。