医師国家試験 第113回 問265
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83歳の女性。全身怠感を主訴に来院した。高血圧症と骨粗鬆症で自宅近くの 診療所に通院し、サイアザイド系利尿薬と経口活性型ビタミンD 製剤を処方され ていた。 か月前から腰痛が出現したためNSAIDsを処方され服用していたが、 座位や歩行で 痛が悪化するため、日中も臥床していることが多かった。 週間前 から食欲がなく、食事は少量ずつ 日 食で、水分摂取も小さな湯呑茶碗でお茶を 日 〜 杯飲む程度だった。 日前から全身怠感が出現し、次第に悪化したた め受診した。 日前から排便がないが、排尿回数は日中 回、夜間 回で変化はな かった。意識は清明。身長152cm、体重41kg か月前45kg 。体温36.2°C。 脈拍108/分、整。血圧152/86mmHg。尿所見:比重1.008、蛋白 案 、糖 安 、 潜血 +、沈渣は赤血球 〜 /HPF、白血球 〜 /HPF、細菌 案 。血液所見: 赤血球450万、Hb15.2g/dL、Ht45%、白血球6,800、血小板21万。血液生化学 所見:総蛋白7.2g/dL、アルブミン3.9g/dL、AST22U/L、ALT18U/L、LD 250U/L 基準176〜353 、CK152U/L 基準30〜140 、尿素窒素52mg/dL、クレ アチニン2.8mg/dL、eGFR13mL/分/1.73m2、Na135mEq/L、K4.0mEq/L、 Cl102mEq/L。CRP0.1mg/dL。 腎機能障害の原因として考えられるのはどれか。અつ選べ。
正解と解説
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脱 水 / NSAIDs / 高カルシウム血症
食事・水分摂取の低下と体重減少があり脱水による腎前性の要素が大きく、加えて腰痛に対するNSAIDsが輸入細動脈のプロスタグランジン依存性拡張を妨げて腎血流を低下させています。さらに活性型ビタミンD製剤とサイアザイド系利尿薬の併用は高カルシウム血症を招き、腎血管収縮や尿濃縮力低下から腎機能を悪化させます。CRPは陰性で細菌尿もなく、CKも正常であるため尿路感染症や横紋筋融解症は考えにくい状況です。