必修問題
医師国家試験 第114回 問103
103 / 400
23歳の女性。全身ˆ怠感を主訴に受診した。2週前に市販の妊娠検査薬が陽性 となり来院し、子宮内に胎囊と10mmの胎芽を認めた。10日前から悪心を自覚 し、1週前から嘔吐を繰り返し、食事がほとんど摂取できていないという。性器出 血や下腹部痛の訴えはない。意識は清明。身長155cm、体重50kg。妊娠前の体重 は54kgであった。体温37.1°C。脈拍84/分、整。血圧122/68mmHg。呼吸数 16/分。口唇の乾燥を認める。経腟超音波検査にて頭殿長20mmの胎児と心拍動を 認める。 まず行う検査はどれか。
正解と解説
表示する
正解 a
尿ケトン体
妊娠初期から嘔吐が続き、体重が妊娠前より5%以上減少し口唇乾燥など脱水所見を認めることから妊娠悪阻が疑われます。飢餓による脂肪分解が進むとケトン体が産生されるため、まず尿ケトン体を測定して重症度と輸液の必要性を判断します。妊娠悪阻では一過性に甲状腺機能亢進を示すことがありますが、初期評価としての優先度は下がります。