必修問題
医師国家試験 第114回 問110
110 / 400
82歳の男性。胃癌の終末期のため自宅で最期を迎えたいという本人と家族の意 向に従って在宅で緩和医療を受けていた。前日の主治医による診察時には傾眠状態 であり、かろうじて呼名に反応がみられた。今朝、妻から「息をしていないようだ」 と訪問看護ステーションに連絡があり、主治医が看護師とともに自宅を訪問した。 呼吸は停止しており、心拍は確認できない。対光反射はなく瞳孔は散大している。 他の身体所見に不審な点は認めない。 対応として適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 e
死亡確認し、死亡診断書を作成する。
在宅で継続的に診療していた患者が、その診療に関連した疾病(胃癌の終末期)で死亡し、異状を疑わせる所見もないため、主治医は死亡確認のうえ死亡診断書を作成できます。医師法第20条の但し書きにより、診療継続中の患者であれば死亡に立ち会っていなくても診断書の交付が可能です。異状死ではないため警察への届出は不要で、本人・家族の意向に反する蘇生や搬送は適切ではありません。