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Certia
必修問題

医師国家試験 第114回 問122

122 / 400

22歳の男性。全身の脱力のため救急車で搬入された。 現病歴 : 3か月前から運動時の動悸を自覚していた。1か月前にテニスをしたと ころ、翌日起床時にベッドから起き上がりづらく、4時間ほど休んでいたら元に 戻った。昨日は特別な運動をしなかったが、焼き肉店で遅くまで友人と大量に飲食 したのち、30分程度歩いて帰ったという。本日起床時ベッドから立ち上がろうと して力が入らず、次第に上肢にも力が入らなくなってきたため救急車を要請した。 既往歴 : 特記すべきことはない。 生活歴 : 大学生で実家暮らし。喫煙歴はない。飲酒は機会飲酒。 家族歴 : 特記すべきことはない。 現 症 : 意識は清明。身長172cm、体重55kg。体温37.8°C。脈拍104/分、 整。血圧96/44mmHg。呼吸数22/分。皮膚は著明に湿潤している。瞳孔と眼球運 動とに異常を認めない。構音に異常はない。徒手筋力テストで近位筋優位の筋力低 下を認める。四肢腱反射は低下しているが、左右差は認めない。筋萎縮は認めな い。感覚系に異常は認めない。 検査所見 : 尿所見:蛋白:安<、糖:安<、潜血:安<。血液所見:赤血球515万、 Hb17.3g/dL、Ht48%、白血球5,900、血小板20万。血液生化学所見:総蛋白 7.0g/dL、AST20U/L、ALT25U/L、CK120U/L:基準30〜140<、尿素窒素28 mg/dL、ク レ ア チ ニ ン0.5mg/dL、血 糖85mg/dL、Na139mEq/L、K2.4 mEq/L、Cl101mEq/L。 この病態の原因として最も考えられる臓器はどれか。

正解と解説

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正解 d

甲状腺

若年男性が高炭水化物・大量飲食の翌朝に近位筋優位の弛緩性麻痺をきたし、血清カリウム2.4mEq/Lと著明な低カリウム血症を認めており、甲状腺中毒性周期性四肢麻痺が考えられます。甲状腺ホルモン過剰がNa-K-ATPase活性を高め、糖質摂取後のインスリン分泌でカリウムが細胞内へ移動して発症します。動悸、発汗過多、微熱、脈圧増大も甲状腺機能亢進症を支持します。

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