医師国家試験 第114回 問121
現 症 : 意識は清明。身長152cm、体重45kg。体温38.3°C。脈拍96/分、整。 血圧114/72mmHg。呼吸数20/分。SpO 95%:room air<。眼瞼結膜と眼球結膜と に異常を認めない。咽頭に異常を認めない。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫を 認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知し ない。左肋骨脊柱角に叩打痛を認める。四肢に浮腫を認めない。 検査所見 : 尿所見:黄色で混濁、蛋白:案<、糖:安<、潜血1+、沈渣に赤血球を 認めず、白血球100以上/HPF。血液所見:赤血球382万、Hb11.2g/dL、Ht33 %、白血球10,100:桿状核好中球17%、分葉核好中球55%、好酸球2%、好塩基 球0%、単球10%、リンパ球16%<、血小板15万。血液生化学所見:総蛋白7.5 g/dL、アルブミン3.2g/dL、総ビリルビン0.7mg/dL、AST19U/L、ALT9 U/L、LD220U/L:基準120〜245<、ALP336U/L:基準115〜359<、γ-GT36U/L :基準8〜50<、尿素窒素15mg/dL、クレアチニン0.8mg/dL、血糖120mg/dL、 Na137mEq/L、K4.4mEq/L、Cl100mEq/L。CRP14mg/dL。 75歳の女性。発熱を主訴に来院した。 現病歴 : 昨日からわずかな排尿痛を自覚していた。今朝から悪寒戦慄を伴う発熱 が出現したため、家族に付き添われて受診した。 既往歴 : 高血圧症のため、自宅近くの診療所で投薬を受けている。胆石症のた め、同じ診療所で年1回の腹部超音波検査を実施している。 生活歴 : 60歳まで小学校の教諭をしていた。夫は5年前に死去し、現在は長男 夫婦および中学生の孫と同居している。 家族歴 : 父が胃癌、母が大腸癌。 尿培養とともにさらに培養のために採取すべき検体はどれか。