状況設定問題
助産師国家試験 第97回 問96
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53歳の女性。4回経妊3回経産婦。第1子は4,100 gで、鉗子分娩であった。48歳 で閉経。夫は50歳で健在。初診時、身長145 cm、体重70 kg。6か月前から夕方に なると外陰部に違和感を感じるようになったと話す。また、トイレが近く、尿を我 慢していると立ち上がった時に少し漏れるという。診察すると、膀胱が努責により 腟口から2 cm上方まで下垂してくる。 3 か月が経過した。「体操で膀胱が下がってくる感じは良くなったけれど、トイ レが近いのが治りません。夜に何度もトイレに起きるので睡眠不足です」と訴えて いる。外来受診の際、排尿後の導尿で残尿は80 mlであった。 この女性に対する治療として考慮されるのはどれか。
正解と解説
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正解 2
抗コリン薬の内服
骨盤底筋体操で下垂感は改善したものの頻尿と夜間頻尿が残っており、過活動膀胱による症状と考えられるため、膀胱の不随意収縮を抑える抗コリン薬の内服が治療の選択肢になります。残尿80mLは自己導尿を要するほどではなく、腟閉鎖術は性機能を失う術式で保存的治療を希望する本例には適しません。排尿時の下腹部圧迫は膀胱尿管逆流を招く危険があります。