国家試験問題
作業療法士国家試験 第48回 問20
20 / 200
24 歳の女性。自己愛性パーソナリティー障害。大学院を修了しサービス業に就い たが、自分より学歴の低い社員と同じ職場に配置されたことに腹を立て、上司に配置 換えを要求した。客に尊大な態度を批判され、「なぜ自分が批判されるのか、配置換 えの希望を無視した上司が悪い」と言い、怒りをあらわにした。その後、抑うつ感が 強まり、自宅に引きこもるようになったため両親が精神科を受診させ、作業療法に通 うことになった。 作業療法士の対応で適切なのはどれか。
正解と解説
表示する
正解 5
役割行動を促す。
自己愛性パーソナリティー障害の患者に対しては、現実的な役割を担わせ達成感を積み重ねることで、誇大な自己像ではなく等身大の自己評価を育むよう働きかける役割行動の促しが有効である。過度な賞賛は誇大な自己像を助長し、競争や勝ち負けの強調、失敗や葛藤を過度に避けることはいずれも現実検討力の向上を妨げるおそれがあるため適切ではない。