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Certia
国家試験問題

作業療法士国家試験 第56回 問117

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50 歳の男性。妻と二人暮らし。1年前に支店長に昇進してから仕事量が増え、 持ち前の几帳面さと責任感から人一倍多くの仕事をこなしていた。半年前に本社か ら計画通りの業績が出ていないことを指摘され、それ以来仕事が頭から離れなくな り、休日も出勤して仕事をしていた。2か月前から気分が沈んで夜も眠れなくな り、1か月前からは仕事の能率は極端に低下し、部下たちへの指揮も滞りがちと なった。ある朝、「自分のせいで会社が潰れる、会社を辞めたい、もう死んで楽に なりたい」と繰り返しつぶやいて布団にうずくまっていた。心配した妻が本人を連 れて精神科病院を受診し、同日入院となった。入院後1週間が経過した時に気分を 聞くと、返答までに長い時間がかかり、小さな声で「そうですねえ」と答えるのみで あった。 作業療法士の対応として適切なのはどれか。

正解と解説

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正解 3

十分な休息を勧める。

抑うつ気分・不眠・希死念慮・精神運動制止を伴う重症うつ病の急性期入院患者に対しては、心身の負荷を避け十分な休息を確保することが最優先される。安易な激励はうつ病患者を追い詰め自殺のリスクを高めるため禁忌とされ、退職の勧めのような重大な決断を急性期に促すことも避けるべきである。気晴らしの提案や集団認知行動療法の導入も、意欲や集中力が著しく低下している急性期には負担が大きく時期尚早である。

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