一般問題
歯科医師国家試験 第110回 問133
133 / 365
生後1か月の乳児。歯の早期萌出が気になり小児科からの紹介で来院した。授乳 は哺乳瓶で行っている。その他の口腔内所見に特記すべき事項はない。初診時の口 腔内写真(別冊No. 3)を別に示す。 今後の可能性として保護者に説明すべきなのはどれか。2つ選べ。

正解と解説
表示する
正解 a, e
先天歯の齲E / Riga-Fede病の発症別 冊No. 3
生後1か月で萌出している歯は先天歯(出生歯・新生歯)で、多くは下顎乳中切歯です。エナメル質や象牙質の形成が不十分なことが多く齲蝕に罹患しやすいこと、また鋭い切縁が哺乳時に舌下面や舌小帯を刺激して褥瘡性潰瘍(Riga-Fede病)を生じる可能性があることを保護者に説明します。動揺が強く誤嚥のおそれがある場合を除き、まずは切縁の削合や被覆による経過観察が選択されます。後継永久歯の癒合や骨性癒着は先天歯に特徴的な合併症ではありません。