一般問題
歯科医師国家試験 第119回 問325
325 / 360
79歳の女性。食事に時間がかかることを主訴として来院した。以前から食べ終 わるのが家族よりも遅いことを自覚していたが、半年前から顕著になったという。 初診時の口腔内写真(別冊No. 13)を別に示す。口腔機能検査の結果を表に示す。 検査項目 機能低下の該当基準 検査結果 舌苔の付着程度 50%以上 11% 口腔粘膜湿潤度 27未満 30 咬合力検査 500N未満 610N [パ] 6.0回/秒 どれか1つでも、 オーラルディアドコキネシス [タ] 5.0回/秒 6回/秒未満 [カ] 5.0回/秒 舌圧検査 30kPa未満 23kPa 咀嚼能力検査 100mg/dL未満 142mg/dL (グルコース溶出量検査) 嚥下スクリーニング検査 3点以上 2点 (EAT-10) RSST 2回以下 3回 MWST 3点以下 4点 主訴を改善するために行うのはどれか。2つ選べ。

正解と解説
表示する
正解 c, e
舌の筋力訓練 / 舌接触補助床の装着別 冊No. 13
口腔機能検査の結果では、舌圧が23kPaと基準値の30kPaを下回り、オーラルディアドコキネシスも6回/秒未満と低下している一方、咬合力や咀嚼能力、嚥下スクリーニングは基準を満たしています。食事に時間がかかる主訴は舌による食塊形成と咽頭への送り込みの障害によると考えられるため、舌の筋力訓練で機能の回復を図り、あわせて舌接触補助床を装着して口蓋と舌の接触を補い、食塊の移送を補助します。