一般問題
歯科医師国家試験 第119回 問321
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75歳の女性。下顎左側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。半年前から自覚 していたが、疼痛がないためそのままにしていたという。粘膜の色に異常は認めな い。既往歴として15年前に乳癌の治療を受け、現在は経過観察中である。初診時 のエックス線画像(別冊No. 12A)とCT(別冊No. 12B)を別に示す。 最も疑われるのはどれか。1つ選べ。


正解と解説
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正解 d
歯原性角化囊胞
下顎大臼歯部に生じ、疼痛を伴わずに緩徐に増大し、画像で骨内を前後方向に伸びるように進展しながら皮質骨の膨隆が比較的軽度である単房性ないし多房性の透過像は、歯原性角化囊胞に特徴的です。裏装上皮は錯角化重層扁平上皮で、再発率が高いため十分な処置が必要です。乳癌の顎骨転移では虫食い状の骨破壊と疼痛や知覚異常を伴うことが多く、単純性骨囊胞は歯根間に扇状に入り込む像を示します。