薬剤
薬剤師国家試験 第105回 問267
267 / 345
68 歳男性。狭心症。かかりつけ医を受診し、定期的に処方 1 の薬剤を服用 している。来局時の聞き取りにより、この患者は最近、他の医療機関で非小細胞肺 がんと診断され、エルロチニブ塩酸塩錠による化学療法の実施が予定されていると のことであった。 (処方 1 ) アスピリン腸溶錠 100 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) エソメプラゾールマグネシウム水和物カプセル 20 mg 1 回 1 カプセル( 1 日 1 カプセル) ビソプロロールフマル酸塩錠 5 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 28 日分 処方変更をしない場合に問題となる、エルロチニブの体内動態の変化として適切 なのはどれか。1つ選べ。
正解と解説
表示する
正解 1
吸収の低下
プロトンポンプ阻害薬による胃内pH上昇はエルロチニブの溶解度を低下させ、消化管からの吸収を低下させる。肝代謝や排泄経路への影響ではなく、あくまで吸収過程における薬物相互作用である点が本設問のポイントである。